実例: 公開レシートを3ステップで確認する
レシート 5eccf113 を、端から端まで確認する
レシート 5eccf113-2b01-409e-ae1f-2a64a4a5cddb: ツールは live_price、実行は 2026-10-23T13:49:58Z、保存された結果は次の通りです(英語の原文のまま引用します。翻訳は引用の外に書きます):
"BTC · $81,866.00 USD ▲ 0.51% (24h) · Market cap: $1645.69B Live price via CoinGecko · Fri, 23 Oct 2026 13:49:58 GMT"
日本語に直すと「BTC は 81,866.00 米ドル、24時間で 0.51% 上昇、時価総額 1645.69 億ドル」という価格取得の結果です。確認は3ステップです。ステップ1: レシートを開き、コミットメント sha256:423da67d934768179869468b283fb0ee54770ff835b62edbce39bea851526f8c を読みます。ステップ2: レシートの記録が公開しているカノニカルバイト(637バイト)を復号し、そのバイト列に対して SHA-256 を計算すると、ちょうどそのコミットメントが返ってきます。つまり、保存された結果は保存後に変わっていません。ステップ3: あるいはレシートのリンクを zambo.dev/verify に貼れば、このレシートに対する検証結果 verified(検証済み)が返ります。この確認は2026年10月23日にこのレシートに対して実際に行い、再計算はバイト単位で一致しました。
なぜ要約は、自分自身を検証できないのか
エージェントの要約は、エージェント自身が書いた文章です。実行されたツール、返ってきた結果、飛ばされたステップについて、要約が何を言っても、その文章自体の中に照らし合わせる相手がありません。要約が正直でも、間違いは同じ文章の中に隠れます。要約が楽観的でも、読み手には見分けがつきません。
検証に必要なのは、実行の時点で固定された記録です。呼び出しが走った瞬間に保存された結果と、その結果に対するコミットメントがあれば、後から誰でも再計算できます。要約は主張であり、記録は証拠です。検証とは、主張を証拠に当てる作業のことです。
検証の進め方
- 要約を主張に分解します。 「調べた」「書いた」「送った」といった文を、確かめられる単位に割ります。
- 主張ごとに記録を探します。 その仕事をしたはずの呼び出しのレシートが、主張の下にあるかを確認します。なければ、その主張は未検証です。
- コミットメントを再計算します。 保存された結果のカノニカルバイトに対する SHA-256 が、レシートのコミットメントと一致するかを見ます。一致すれば、保存された結果は保存後に変わっていません。
- 要約ではなく、保存された結果を読みます。 数字も、文章も、判断材料は保存された結果そのものです。
- 仕事全体の並びも確認します。 呼び出しが、エージェントの言う順序で仕事の流れの中に位置しているかを見ます。
AER-1 とは何ですか?
AER-1 は、AIエージェントの実行レシートの形式を定めたオープンな仕様で、IETF のインターネットドラフト draft-zambo-aer1-26 として公開されています。レシートが何を含み、コミットメントをどう計算し、受け取る側がどう再計算するかが定められているため、確認は特定の会社の言葉を信じる作業ではなく、誰でも同じ手順で繰り返せる計算になります。公開されている適合コーパスは、現行の公開記録として126ベクトル、129チェックを含みます(ドラフト自体の記録は124ベクトル、127チェックです)。
レシートが示すことと、示さないこと
仕事が手を移るときは、その記録ごと渡せます。詳しくは引き継ぎのページを、エージェントが「完了した」と言ったときの対処は「完了した」と言われたときのページをご覧ください。
次の仕事は、最初から検証可能に
zambo.dev/mcp の Zambo MCP エンドポイント経由で実行された仕事は、呼び出しのたびに結果を保存し、検証可能な AER-1 レシートを返します。Day Pass は $0.99 で24時間分の利用ができ、レシートの確認は zambo.dev/verify でいつでも無料です。仕事の引き継ぎは zambo.dev/handover から始められます。